映画『コーヒー&シガレッツ』はお家デートで見たい名作!あらすじと豪華出演者

2017/03/24

皆さんはお家デートで観たい映画と言われたら、どのような映画が浮かびますか?ラブストーリー、ヒューマンドラマ、アクション、サスペンス、ホラーなど世の中には様々な映画があります。ここでご紹介するのはリラックスムービー。彼女と2人でくつろぎながら観るのに最高な「コーヒー&シガレッツ」を映画ライター結木千尋が紹介します。
映画『コーヒー&シガレッツ』はお家デートで見たい名作!あらすじと豪華出演者

『コーヒー&シガレッツ』何気ない日常の中に人生を考える

お家デートを楽しみたいあなたにおすすめな映画がここにあります。
それは映画「コーヒー&シガレッツ」。
タバコを吸い、時々コーヒーを飲み、ただ会話をしているシーンが続く映画で、まったりと観られる作品です。
映像は全てモノクロなので、時代を感じます。

そんな映画「コーヒー&シガレッツ」の魅力やあらすじをご紹介します。
監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト、スティーヴ・ブシェミ、イギー・ポップ、トム・ウェイツ、アレックス・デスカス、イザック・デ・バンコレ、ケイト・ブランシェット、メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト、アルフレッド・モリーナ、スティーヴ・クーガン、GZA、RZA、ビル・マーレイ

『コーヒー&シガレッツ』のあらすじ

コーヒーとタバコの周りで起こる人間模様を11のショートストーリーにしてオムニバス形式で描いた作品。以下に各ショートストーリーの出演者とあらすじをまとめます。

第1話『変な出会い』
ロベルト(ロベルト・ベニーニ)は喫茶店でコーヒーを飲んでいる。そこに待ち合わせ相手の男、スティーヴン(スティーヴン・ライト)が現れる。延々とスティーヴンの名前をスティーヴと間違い続けるロベルト。実はイタリア訛りの英語のせいで、コミュニケーションがうまくいかない。2人はコーヒーとタバコの話を交えながら、なんでもない話を続ける。

第2話『双子』
双子(ジョイ・リー、サンキ・リー)がタバコを吸いながらコーヒーを飲んでいる。仲が悪いらしく何かにつけて揉めているところに喫茶店のウエイター(スティーヴ・ブシェミ)が、おかわりはどうかと現れる。ウエイターの質問に双子らしくユニゾンしながら答える2人。同じ答えだったり、逆の答えだったり、双子らしさと仲の悪さが混在している。3人はエルヴィスプレスリーの話をする。

第3話『カリフォルニアのどこかで』
イギー(イギー・ポップ)はジュークボックスを眺めている。そこに待ち合わせの相手、トム(トム・ウェイツ)が現れる。フレンドリーなイギーと、少しぶっきらぼうなトム。コーヒーとタバコを楽しみながら何気ない話に花を咲かせるが、ジュークボックスにトムの曲がないとイギーが話すと、少しずつ噛み合わなくなっていく。バツが悪くなり、先に喫茶店を後にするイギーだが、その後トムはジュークボックスにイギーの曲もないことを確認する。

第4話『それは命取り』
ジョーとヴィニーはタバコのことで揉めている。ジョーはヴィニーが喫煙することが気に入らないようだ。やがてその話はお互いのコーヒーの飲み方にも飛び火する。2人は乾杯しつつ大好きなコーヒーを飲むが、タバコのことで揉め続ける。

第5話『ルネ』
ルネ(ルネ・フレンチ)は喫茶店でコーヒーを飲んでいる。傍らには雑誌とタバコ。そこにおかわりはいかが?とウエイターがやってくる。ルネが答える前におかわりを注いでしまうウエイター。温度も色もちょうど良かったのにとルネが伝えると気まずそうにウエイターは去っていった。その後も何かにつけてルネの元にやってくるウエイター。ルネはややうんざりした表情を浮かべる。

第6話『問題なし』
アレックス(アレックス・デスカス)はコーヒーを飲んでいる。そこに待ち合わせ相手のイザック(イザック・デ・バンコレ)が現れる。どうやらアレックスがイザックに連絡し、会うことになったようだ。2人はタバコを吸う。アレックスが連絡してきたのは何か相談があるからに違いないと信じて疑わないイザック。しつこく窺ってくるイザックにアレックスはうんざりしてしまう。かたやイザックはなかなか話してくれない(実際は話すことなどないのだが)アレックスに今はタイミングじゃないということだと言い残して去っていく。
第7話『いとこ同士』
ケイトとシェリー(ケイト・ブランシェット1人2役)はいとこ同士だ。多忙な女優、ケイトのスケジュールの合間を縫って、ホテルの喫茶店で待ち合わせした。上品で常識的なケイトとあけすけでひねくれているシェリーはいとこ同士とはいえ対照的だ。2人はエスプレッソを注文する。禁煙の店でもお構いなくタバコに火をつけるシェリー。ケイトがいれば誰も注意しないとタバコをケイトにも勧め、ケイトも吸うことにする。スケジュールの都合でケイトが喫茶店を去ると、うんざりした素振りをし、再びタバコに火をつけるが、ケイトがいなくなった今、ウエイターに注意されてしまう。

第8話『ジャック メグにテスラコイルを見せる』
メグ(メグ・ホワイト)とジャック(ジャック・ホワイト)はコーヒーを飲んでいる。もちろん傍らにはタバコ。テスラコイルの話をして、とメグはジャックに頼む。饒舌にテスラコイルの話をするジャック。メグに提案され、実験を始めるジャックだが、失敗してしまう。原因を考える2人。思い当たるとこに行き着いたジャックは対策するために帰ってしまう。

第9話『いとこ同士?』
アルフレッド・モリーナ(アルフレッド・モリーナ)は喫茶店でスティーヴ・クーガンと待ち合わせをしている。下火の俳優、モリーナと、売れっ子、スティーヴの組み合わせだ。紅茶を飲みながら何気ない雑談をしつつ話は本題へ。モリーナは2人はほんとはいとこ同士だと言い出す。疑惑の目を向けるスティーヴにモリーナはこの件で映画を作ろうと持ちかけるが、スティーヴは乗り気じゃない。誤魔化しつつ帰ろうとするスティーヴにモリーナは連絡先を聞こうとするが、スティーヴは色々と託けて断る。その時、モリーナの携帯が鳴る。モリーナの会話から相手が気になるスティーヴ。自身が大ファンの俳優だと知り、連絡先を自らモリーナに教えようとするが、もう手遅れなのだった。

第10話『幻覚』
GZA(GZA)はRZA(RZA)と待ち合わせしている。少し遅れてRZAがやってきた。2人は紅茶を飲みながらカフェインは良くないと話す。幻覚をもたらすそうだ。そこにコーヒーのおかわりを持ってビル(ビル・マーレイ)が現れる。ビルの咳を聞いてRZAはやばいからタバコをやめるように言う。咳を止めるにはどうすればいいか聞くビル。GZAのレンジ用洗剤を使えというアドバイスを真に受け、レンジ用洗剤でうがいをするのだった。

第11話『シャンパン』
老人2人が話をしている。ビル(ビル・ライス)とテイラー(テイラー・ミード)だ。テイラーはどことなくぼーっとしながら、作曲家マーラーの話を始める。やがてそれに応じるようにビルはニコラテスラの話をする。突然テイラーがコーヒーをシャンパンに見立てて乾杯しようと言うが、ビルはシャンパンよりコーヒーの方が好きだと話す。10分間の休憩が終わったら起こしてくれとテイラーは眠りにつく。

『コーヒー&シガレッツ』はキャストが超豪華

監督は『デッドマン』や『ミステリー・トレイン』、『ブロークン・フラワーズ』などで有名なジム・ジャームッシュ。独特のユーモアや音楽への造詣が特徴的な映画監督です。

この作品の中で特筆するべきは、モノクロの映像の中でも美しさを失わない絵。
カメラの構図が素晴らしいことには、絶妙なバランス感覚で配置された様々なモノが理由にあります。
カップ、テーブルクロス、灰皿、タバコの箱といったこの話に欠かせない小物だけではなく、時には絵画、時には花びん、時には雑誌というようにこの映画の美しさは様々なモノに支えられています。このことを頭に置いて観るとさらに深く楽しめるのではないでしょうか。

また、それぞれの小物のデザインもとても秀逸です。
数えられるほどの色の種類でしか表現できないモノクロの映画ながらオシャレに感じてしまうのには、そういったことも理由にあるのかもしれません。

出演陣は超がつくほど豪華。
俳優、女優はもちろん、一流のミュージシャンも出演しています。よく話題に挙がるのは、第3話『カリフォルニアのどこかで』に出演するイギー・ポップとトム・ウェイツ、第7話『いとこ同士』に出演するケイト・ブランシェットですが、あえて筆者がオススメしたいのは、第5話『ルネ』に出演するルネ・フレンチと、第11話『シャンパン』に出演するテイラー・ミードです。

どちらも先に挙げた3人(イギー、トム、ケイト)ほど知名度はありませんが、他の出演者に勝るとも劣らない佇まいを見せています。どちらもがいるだけで絵になり、セリフを話せば独特の温度を感じる。こういった一見隠れがちな役者にもそこはかとない魅力を感じるのは監督のセンスそのものと言えるでしょう。ルネ・フレンチがほぼ無名の役者だなんて信じられますか?もちろん、アルフレッド・モリーナやスティーヴ・ブシェミが素晴らしいのは言わずもがなです。

『コーヒー&シガレッツ』まとめ

コーヒー&シガレッツのあらすじと豪華キャスト

  • コーヒー&シガレッツの簡単なご紹介
  • コーヒー&シガレッツのあらすじ
  • コーヒー&シガレッツのキャスト
についてご紹介いたしました。

コーヒーやタバコの周りにはコミュニケーションが溢れています。
それを切り取って映像化したのがこの作品『コーヒー&シガレッツ』です。
皆さんは飲みニケーションやタバコミュニケーションといった言葉を聞いたことがありますか?コーヒーはまだしも日に日に風当たりの強いタバコ。これから先を考えるとこのような映画はもう生まれないのかもしれません。

お家デートで彼女とコーヒーを飲みながら。2003年に作られた珠玉のリラックスムービーに心酔するのも良いのではないでしょうか?莫大な制作費を投じて作られるハリウッドの大作映画にはない魅力を感じられると思います。ぜひご覧あれ。
《この記事のライター》
ライター名:結木千尋
映画・音楽ライター兼コラムニスト。
初対面の人に「絶対ウソ!」と言われる、人当たりのいい人見知り。
これまで生きてきてようやく気づいた大好物はグリーンカレー。
軽度の炭酸依存症。
ありのまま生きていきたいものです。もちろんお酒とともに。

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