マンネリ女子に贈る読書♪~西加奈子編~

2016/08/09

毎日仕事と家の往復で楽しいことなんか無い、というそこのマンネリ女子へ…秋の夜長に本でも読みませんか?読めば元気になれる作家と有名な西加奈子さんのおすすめ本をご紹介します。元気になって脱・マンネリ!
マンネリ女子に贈る読書♪~西加奈子編~

マンネリ女子からオサラバ!~『サラバ!』

直木賞受賞作品としても有名になった『サラバ!』。

この本は読んだ後に自分も何かしなくちゃ!こうしてはいられない!と何か焦りにも似た活力が沸いてくる作品です。
『火花』で芥川賞を受賞したピースの又吉直樹さんも「西加奈子さんの『サラバ!』を読んで最後らへんは一気に書き上げました」と仰っていたほど、強いエネルギーに満ち溢れた作品です。
この時点で、マンネリからぬけ出すだけのパワーをもらえそうな気がしてきませんか?

ある30代半ばの男が生まれたときから今までの人生を描いた物語なのですが、自分の人生における芯を「サラバ」という言葉に例えて物語を書いているようにも感じる作品です。

上下巻とあり、かなり長い小説ですが、絶対に読む価値はあります。
自分も何か頑張ろう、頑張らなければと思える一冊です。
『サラバ!』にあやかって、マンネリ女子も「おサラバ」しちゃいましょう。

タイトルからは思いもよらない感動のラスト~『漁港の肉子ちゃん』

まずはタイトルから。
「肉子ちゃんって!」と突っ込みを入れたくなりますね。もうここから面白いです。

本当に作品の中でも「肉子ちゃん」と呼ばれている本名菊子と娘のキクりん、こちらも本名は喜久子。同じ名前の親子の愛の絆について書かれています。

大人になると「ちゃんとしなくてはいけない」「しっかり生きていかなければいけない」と自分に対して厳しくなりすぎて疲れてしまうことがたくさんあるでしょう。特に仕事や人間関係といった自分が外と関わる場合には、自分がしっかりしていないといけない、と思いがちです。
でもちゃんとした大人なんて一人もいないんです。しっかり生きている人なんて誰もいない。それでもみんな生きているんだ、必死で生きていくんだというメッセージが伝わってくる作品です。

最後の30ページはまさかの感動も…不意打ちの感動の流れで嗚咽を漏らすほど号泣してしまう人もいるとか。

マンネリしている場合じゃない、生きるって素敵だなと思える作品です。

自分が大切に思うことは大事~『きりこについて』

この作品の主人公は猫、タイトルに出てくる「きりこ」は飼い主です。飼い主の様子を猫の視点で書かれた、ユニークな小説です。
視点が面白いのもあるのですが、ビックリするのが最初の文章。

「きりこはブスである。」

もうこの一行で声を出して笑ってしまう人もいるそうです。
今日びブスなんて書かれた小説を拝見できるなんてビックリですよね。

そのインパクトもさながら、メッセージ性も強いのです。詳しい内容については、ぜひ読んでほしいので割愛しますが、「自分の大事に思うことに嘘を付いてはいけない」というメッセージを込められてるのではないかと評されることもあるようです。
自分が大事だと思うことは、誰からも否定されるべきものではないし、自分の中で大切にすべきものだということに気付かされる作品です。

社会に出ると自分を押し殺して生きていかなければいけない部分が出てきます。そんな周りに押しつぶされそうなときにこそ、読んでもらいたい一冊です。

マンネリ女子もお疲れ女子も必読!~『うつくしい人』

この本は、疲れた女性にピッタリの作品です。なぜなら、主人公の「百合」がのっけから疲れ切っているからです。
色々なことがうまくいかず、どうしようもなく疲れていた時にこの本に出会ったという人が、主人公「百合」の気持ちが分かりすぎて思いっきり本の世界にのめり込んでしまったという声も、読者からあがっています。それほど疲れた女性にピッタリなのです。マンネリ女子にもしっくりくるのではないでしょうか。

百合は、仕事中に些細なことでいっぱいいっぱいになってしまい職場で泣いてしまいます。そしてそれがきっかけで仕事もやめてしまいます。その後、百合は発作的に離島に一人旅をするのですが、そこでバーテンダーとドイツ人と出会い、彼らとの関わりを持つ中で、自分の心が段々とほどけていく、というお話です。
百合がいっぱいいっぱいになった理由として、姉の存在があります。姉は長く引きこもっていて自分は姉のようにはなりたくないと思って必死に頑張ってきた部分がありました。
しかし、百合のことを一番わかってくれているのは姉であり、本当は姉に認めてもらいたかったんだ、褒めてもらいたかったんだということに気付いたときに自分の心が緩やかに柔らかくなった…というシーンにほっこり癒される女性も多いでしょう。

自分の中で認められないものがあって疲れてしまう経験は誰もがあるのではないでしょうか。そんなお疲れ女子に贈る素敵な一冊です。

まとめ

疲れた女性やマンネリ女子に元気を与えてくれる作家、西加奈子さんの小説を4冊ご紹介しましたが、いかがでしたか。

秋になると夜も長くなってきて、一人で何かに没頭できる時間ができるはずです。
普段の生活をなんとなく過ごしているマンネリ女子のあなた、1日のうちちょっとだけでいいんです。
この中から1冊手に取ってみてください。
きっとマンネリから抜け出すきっかけとなるような、前向きな気分になれるはず!?
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