韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』が話題のわけ

2017/03/27

昨年、韓国映画界最大のスキャンダルと言われた、映画監督ホン・サンスと女優キム・ミニの不倫劇。そのふたりが二度目のタッグを組んだ話題作『夜の海辺で一人』が3月23日、ついに公開の日を迎えました。「監督の自伝的ストーリー」とも言われるこの作品。気になるその内容と、不倫を公に認めたふたりについて、韓国在住のエンタメ情報誌ライターである筆者が詳しく紹介していきます。
韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』が話題のわけ

韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』監督は、韓国映画の鬼才ホン・サンス

ホン・サンス監督はカンヌ、ヴェネチア、ベルリンの「世界三大映画祭」の常連で、「韓国のジャン=リュック・ゴダール」とも呼ばれヨーロッパでも絶大な人気を誇る韓国を代表する映画監督のひとり。

監督の映画は、恋する男女の姿を独自の視点と撮影スタイルで描き、人気俳優らがこぞってノーギャラでの出演を希望するなど、その才能に惚れ込んだファンは数え切れません。

ホン・サンス監督とキム・ミニは、2015年の映画『今は正しくあの時は間違い』で監督と主演女優として出会い恋愛関係に。双方の家族を巻き込み、大きなスキャンダルとなりながらも、ふたりは海外に「愛の逃避行」をし、そのまま滞在先で極秘裏に新作映画を撮影。このことがまた大きな話題となりました。

その新作映画が今回公開を迎えた『夜の海辺で一人』なのです。この映画は既婚男性との関係に苦しむ女優の物語。まさにふたりの「自伝的映画」とも言われ注目される、大人の恋愛映画なのです。

韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』主演は、恋多き実力派女優キム・ミニ

キム・ミニは1999年にドラマデビューし、『火車』や『恋愛の温度』などの映画に多数出演。日本では3月3日に公開された『お嬢さん(アガシ)』で主演を務めた実力派女優です。その一方で、プライベートでは「恋多き女優」としても知られ、過去にはイ・ジョンジェ、イ・スヒョク、チョ・インソンらトップスターとの公開恋愛も話題になりました。

そんなモテ女キム・ミニが次なる恋のお相手に選んだのが、ホン・サンス監督。22歳というふたりの歳の差も気になりますが、それ以上に話題になったのが、監督は1985年に結婚し、大学生の娘がいるということ。監督の夫人は当初マスコミのインタビューに、「離婚は絶対にしない」と回答。昨年12月の報道によると、監督と夫人は離婚調停が決裂し、これに伴い正式裁判を経て離婚に進むことが伝えられました。
映画の世界を地でいくホン・サンス監督とキム・ミニ。ふたりはこの先どうなるのでしょうか?

韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』主演を務めるキム・ミニがベルリン国際映画祭、最優秀女優賞を受賞

そんな話題の中で公開される『夜の海辺で一人』。
ホン・サンス監督に対する海外での評価と期待はやはり高く、第67回ベルリン国際映画祭競争部門に公式招待されました。

さらにキム・ミニが同映画祭で、銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。カンヌ、ベネチアとともに「世界三大映画祭」に挙げられるベルリン映画祭で韓国人が主演女優賞を受賞するのは初めてのことです。受賞台に立ったキム・ミニは、「とても美しい映画を作ったホン・サンス監督に感謝します。ある人にとってはこの映画は胸の奥底に響くものになるはずです」とスピーチし注目を集めました。

「ゲス不倫」と言われた恋愛スキャンダルを、作品で突破したホン・サンス監督とキム・ミニ。韓国映画ファンでなくても、映画のストーリーが気になってきます。

韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』の監督と主演女優、公式の席で不倫を認める

ホン・サンス監督にとっては、19作目の長編映画となる『夜の海辺で一人』。

撮影はドイツ・ハンブルクと韓国の江陵(カンヌン)で行われ、 既婚者の映画監督と不倫関係に陥る有名女優のヨンヒがドイツ旅行から韓国に戻り、友人たちと酒を飲みながら愛と欲望について自問するというストーリー。キム・ミニのほか、 チョン・ジェヨン、ムン・ソングン、アン・ジェホン、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ、ソン・ソンミが出演する。女優ヨンヒ役を演じるのはもちろんキム・ミニ。映画監督役は、前作『今は正しくあの時は間違い』に続きチョン・ジェヨンが演じています。

第67回ベルリン国際映画祭でのプレミアム試写会後に開かれた記者会見に、キム・ミニとそろって登場したホン・サンス監督は、記者からの「監督の自伝的なストーリーでは?」という質問に、「すべての監督は自身のストーリーを素材にします。程度の差があるだけ。自伝的映画を意図したわけではありません」と力強く否定。キム・ミニとの関係については、「近い関係(close relationship)」と語り、この発言は監督が事実上初めてふたりの不倫関係を認めたとして韓国で大きく取り上げられました。

キム・ミニは監督に対して「尊敬し、愛しています」と答え、「監督を尊重し、尊敬することが映画づくりへの大きな力になりました。アドリブはせず、監督が書いたシナリオにうまく溶け込み、最大値を引き出そうと思いました」と話しました。

会見中も自然なスキンシップを取り、薬指にはおそろいのような指輪をつけていたことも話題に。韓国映画界を代表するふたりの大人の恋愛、さまざまな意見があがっているようです。

韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』ついに3月23日韓国で公開

2017年、韓国映画最高の話題作『夜の海辺で一人』。韓国での公開は3月23日です。

公開に先立ち同月13日に開かれたマスコミ試写会には、通常よりも多くの報道陣が集結。ふたりはこの日も薬指におそろいの指輪をつけて登場しました。ホン・サンス監督はキム・ミニとの関係について聞かれ、「話さなければならない席かどうか分かりませんが、私たちふたりは愛し合う間柄です。自分たちなりにまじめに恋愛しています」と堂々発言。

また、「これまでメディアの報道に対して話さなかったのは、当初はこのような話をしなければならない理由がないと考えていたからです。私たちの個人的なことですから。今日も私たちがここに出るかどうかを悩みました。報道の影響で生活に支障も出ますが、外国でメディアの取材に答えたのに韓国でそうしないわけにもいきませんし、映画はきとんと作ったものですし、記者のみなさんと会うことが正しいと考えて出てきました」と話しました。キム・ミニも「(ホン監督を)心から愛しています」と発言し注目を集めました。

映画の内容よりも、プライベートな問題で注目を集めた作品ですが、ベルリン国際映画祭での反応を見るかぎり、ホン・サンスブランドは健在のようです。監督が描く大人の恋愛、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

韓国の恋愛映画「夜の海辺で一人」

  • 韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』監督は、ホン・サンス
  • 韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』主演は、キム・ミニ
  • キム・ミニがベルリン国際映画祭、最優秀女優賞を受賞
  • 監督のホン・サンスと主演のキム・ミニが、公式の席で不倫を認める
  • 韓国の恋愛映画『夜の海辺で一人』3月23日韓国で公開
についてご紹介いたしました。

公の場で不倫を認めたホン・サンスとキム・ミニの作品は、他の恋愛映画と比べ物にならないくらいの2人の愛情がつまった作品となっているはず。
日本での上映はまだ未定ですが、もし上映されるのならぜひ劇場に足を運んで見に行きましょう!

他にもおすすめの韓国ドラマが知りたい方は、

韓国ドラマランキング恋愛編、BEST3!

を、ご覧ください♪



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